おせちの赤いやつの正体は?チョロギの意味や味を徹底解説!

おせちの赤いやつの正体は?チョロギの意味や味を徹底解説! コラム
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おせち料理を食べていて、ふと気になるのが鮮やかな赤いやつですよね。黒豆の隣でひときわ目を引く、あの不思議な形をした物体は何だろうと疑問に思ったことはありませんか。

見た目が少し独特なので、名前や正体がわからないと食べるのをためらってしまうかもしれません。この記事では、おせち料理に入っている赤いやつの名前や意味、そして気になる味についても詳しくお話しします。読み終える頃には、その正体がわかってすっきりするはずですよ。それでは、一緒におせちの赤いやつの世界をのぞいてみましょう。

  • おせちで見かける赤いやつの正体であるチョロギについて
  • チョロギの独特な見た目や名前に込められた長寿の願い
  • 金時人参や海老などおせちを彩る他の赤い食材の意味
  • 飾りの南天の毒性など扱う際の注意点
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おせちの赤いやつの正体であるチョロギを解説

重箱の中でひときわ異彩を放つ「赤いやつ」。まずはその正体である「チョロギ」という食材について、私なりに深掘りして解説していきますね。

ぐるぐるした見た目でお馴染みの野菜チョロギ

おせちの黒豆の上にちょこんと乗っている、あの螺旋状のぐるぐるした物体。その正体は、「チョロギ」という植物の茎の部分なんです。初めて見たときは「これって貝?それとも虫?」と驚いてしまうかもしれませんが、実は立派な野菜の一つなんですよ。

チョロギは中国原産のシソ科の多年草で、私たちが食べているのは地下にできる「塊茎(かいけい)」という部分です。

見た目は巻貝のようなドリル状をしていますが、泥を落とすと本来は乳白色をしています。おせちで見かけるときには鮮やかな赤色をしていますが、これは梅酢やシソを使って染められているからなんですね。

ぐるぐるした物体の正体はシソ科の「チョロギ」という野菜の塊茎であり、本来は乳白色だがおせち用に赤く染められていることを説明するスライド。

長寿を願うチョロギの漢字表記に隠された意味

なぜこの不思議な形の野菜がおせち料理の定番になったのか、気になりませんか?実は、チョロギにはとっても縁起の良い名前が付けられているんです。一般的には「長老喜」という漢字が当てられます。

これは「長く老いて喜ぶ」と書き、長寿を願う意味が込められています。他にも以下のような漢字が使われることがありますよ。

漢字表記 意味・由来
長老喜 元気に長生きして喜ぶという願い
千代呂木 千代に八千代に栄えるように
長老貴 老いてますます高貴であるように

一見すると少しグロテスクに感じるかもしれませんが、これほどまでにおめでたい意味が詰まっていると知ると、なんだかありがたい食べ物に見えてきますよね。

「長老喜」や「千代呂木」など、長寿や繁栄を願うチョロギの縁起の良い当て字とその意味を解説するスライド。

気になるチョロギの味やシャキシャキの食感

「見た目がちょっと怖いから食べたことがない」という方もいるかもしれません。でも、勇気を出して食べてみると、その味と食感のギャップに驚くはずです。チョロギの多くは梅酢や甘酢に漬けられているため、味はカリカリ梅やラッキョウに近いさっぱりとした酸味があります。

最大の魅力は何といってもその食感!「シャキシャキ」「カリカリ」とした心地よい歯ごたえがあり、濃い味付けが多いおせち料理の中で、良いお口直しになってくれるんです。私はこの食感がクセになって、ついつい手が伸びてしまいます。

シャキシャキした心地よい歯ごたえと、さっぱりした酸味でおせちの「お口直し」になる役割を紹介するスライド。

チョロギには「スタキオース」というオリゴ糖が豊富に含まれていて、お腹の調子を整える「腸活」にも一役買ってくれるそうですよ。

虫のようにも見えるが実はシソ科の多年草

チョロギの形を見て「虫みたいで苦手」と感じる方も少なくありません。実際に、中国ではその形状がトビケラの幼虫に似ていることから「草石蚕(そうせきさん)」と呼ばれたりもします。でも安心してください、正真正銘の植物です。

夏にはシソ科らしい、薄紫色の可愛らしい花を咲かせます。繁殖力も非常に強く、収穫し忘れた小さな根からも翌年芽を出すほどの生命力を持っているんです。この「絶えない生命力」も、子孫繁栄や健康を願うおせちの精神にぴったり合致しているのだなと感じます。

フランス料理でも珍重されるチョロギの意外な一面

チョロギは日本の伝統野菜だと思われがちですが、実は海外でも愛されているのをご存知ですか?特にフランスでは「Crosne(クローヌ)」と呼ばれ、高級食材として扱われることもあるんです。

19世紀後半に日本からフランスへ伝わり、パリ近郊のクローヌ村で栽培が始まったのが名前の由来だそうです。フランス料理では、バターでソテーしたり、クリーム煮にしたりして食べられることもあるのだとか。おせちのイメージが強いですが、実はワールドワイドでハイカラな一面も持っている野菜なんですね。

フランスでは「クローヌ(Crosne)」と呼ばれ、バターソテーなどで楽しまれる高級食材であることを紹介するスライド。

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おせちの赤いやつに含まれる他の食材と縁起

チョロギ以外にもおせちを華やかに彩る赤い食材には大切な意味が込められていることを示すスライド。

おせち料理に入っている「赤いやつ」は、チョロギだけではありません。ここからは、お正月を彩る他の赤い食材たちにスポットを当ててみましょう。

鮮やかな紅色が美しい京野菜の金時人参

煮しめや紅白なますの中で、一般的な人参よりもずっと濃い赤色をしているのが「金時人参(きんときにんじん)」です。別名「京人参」とも呼ばれ、関西のおせちには欠かせない存在ですね。

西洋人参に比べて肉質が柔らかく、甘みが強いのが特徴です。この鮮やかな赤色はリコピンという成分によるもので、おめでたい「紅白」の赤を演出するのに欠かせません。形を梅の花に模した「梅花人参」にされることも多く、重箱を一気に華やかにしてくれます。

長寿の象徴の海老や多幸を願うタコ

海の幸の「赤いやつ」といえば、まずは海老ですよね。海老は茹でると鮮やかな赤に変わることから、魔除けや生まれ変わりを象徴します。また、腰が曲がった姿を老人に見立てて「腰が曲がるまで長生きできるように」という願いが込められているのは有名なお話です。

また、酢の物などでよく見かけるタコも重要な赤い食材。タコは「多幸(たこう)」という当て字ができることから、一年間の幸せを願う縁起物として重宝されています。吸盤で幸せを吸い寄せる、なんていう素敵な解釈もあるんですよ。

紅白かまぼこや滋賀県名物の赤こんにゃく

おせちの定番である紅白かまぼこの「赤」は、日の出を象徴しています。新しい一年の始まりを祝う神聖な色なんですね。さらに、地域によっては非常に珍しい「赤いやつ」が入っていることもあります。

滋賀県のおせちや郷土料理には、真っ赤な「赤こんにゃく」が入ることがあります。派手好きだった織田信長が、地味なこんにゃくを赤く染めさせたという伝説があるんですよ。

この赤こんにゃくは、三二酸化鉄という成分で染められており、見た目とは裏腹に味は普通のこんにゃくと同じく素朴で美味しいです。鉄分も豊富なので、健康にも良さそうですね。

海老(長寿)、タコ(多幸)、金時人参(紅白)、紅白かまぼこ(魔除け・日の出)の意味をまとめたスライド。

飾りの南天の実には毒があるので食べるのは厳禁

最後は、食材ではありませんが、おせちの彩り(あしらい)として添えられる「赤い実」についてお伝えします。よく見かけるのは「南天(ナンテン)」ですよね。「難を転じて福となす」という言葉から、厄除けとして添えられます。

南天の実には「ナンテニン」というアルカロイド系の成分が含まれており、微量ながら毒性があります。誤って食べると体調を崩す可能性があるため、絶対に口に入れないように注意してください。

特にお子様がいるご家庭では、赤い実を美味しそうに見えて食べてしまわないよう、しっかり見ていてあげてくださいね。あくまで「飾り」として、その美しさと縁起を楽しむようにしましょう。

飾りの南天には「ナンテニン」という毒性成分が含まれており、絶対に口にしないよう注意を促すスライド。

伝統が詰まったおせちの赤いやつを楽しもう

さて、ここまで見てきたように、「おせち 赤いやつ」の正体は、多くの場合は長寿を願う「チョロギ」であり、その他にも様々な縁起を担いだ食材たちが揃っています。見た目が少し個性的でも、その一つひとつに深い意味と、食べる人の幸せを願う温かい思いが込められているんですね。

今年の正月は、ぜひ重箱の中の赤いやつに注目してみてください。名前や意味を家族と話しながら食べれば、おせち料理がいつもよりずっと味わい深いものになるかなと思います。ただし、前述の南天のように食べられないものも含まれるため、食材の取り扱いには十分に気を付けてくださいね。

正確な食材の成分やアレルギー情報、安全性については、各食品メーカーの公式サイトや専門家のアドバイスをご確認ください。また、有毒植物の識別など判断に迷う場合は、決して自己判断で食べないようにしましょう。

伝統的な知恵が詰まったおせち料理を楽しみながら、素敵な一年のスタートを切ってくださいね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

食材に込められた願いを知り、家族で物語を楽しみながらお正月を過ごすことを勧める結びのスライド。

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