
日光観光の計画を立てていると華厳の滝の営業時間が気になりますよね。朝は何時からエレベーターが動いているのかや最終入場のタイミングなど、事前に知っておきたい情報はたくさんあります。
特に紅葉の時期や冬の季節は運営時間が変わることもあるので注意が必要です。また現地の料金や割引制度に加え、混雑状況や所要時間についても把握しておけばスムーズな旅になるはずです。駐車場やアクセス方法も含めて私が実際に調べて分かった重要ポイントをシェアしますので参考にしてみてください。
- 季節ごとに変わるエレベーターの始発と最終の時間
- 2024年から始まった駐車場の有料化と攻略法
- 渋滞を回避してスムーズに到着するためのスケジュール
- ペット連れやランチ事情を含めた現地のリアルな情報

華厳の滝の営業時間と季節による違い
日本三名瀑のひとつである華厳の滝ですが、実は一年中同じ時間で営業しているわけではありません。季節の日照時間や気候に合わせてスケジュールが組まれています。「せっかく行ったのに閉まっていた」なんてことにならないよう、まずは基本のタイムスケジュールをしっかり押さえておきましょう。
エレベーターの運行開始と終了時間

華厳の滝を間近で感じるためには「華厳滝エレベーター」を利用して滝壺近くの観瀑台まで降りる必要があります。このエレベーターの稼働時間が、実質的な華厳の滝の営業時間となります。
運営スケジュールは大きく分けて「春〜秋」と「冬」の2パターンしかありません。シンプルですが、境目の時期に行く方は特に注意してくださいね。
| 期間 | 営業時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| 春季〜秋季 (3月1日 〜 11月30日) |
8:00 〜 17:00 | GWや夏休み、紅葉シーズンを含むハイシーズン。朝早めから動けます。 |
| 冬季 (12月1日 〜 2月28日/29日) |
9:00 〜 16:30 | 路面凍結や除雪作業のため、開始が1時間遅くなり、終了も早まります。 |
春から秋にかけては朝8時からオープンしているので、奥日光エリアに宿泊してチェックアウト前に立ち寄ったり、渋滞を避けて早朝に到着するプランが立てやすいのが嬉しいポイントです。一方で冬場は、寒さや安全管理の関係で時間が短くなっているので、余裕を持ったスケジュールが必要ですね。
華厳の滝の料金や割引制度について
次に気になるのが料金ですよね。エレベーターは有料ですが、その価値は十分にある迫力です。2024年時点での情報を基に、基本的な料金体系をまとめてみました。
まず、個人の往復料金はこちらです。
- 大人(中学生以上):600円
- 小学生:400円
- 幼児(未就学児):無料(保護者同伴が原則)
ここがポイント
注意したいのは、「大人料金は中学生から適用される」という点です。高校生から大人料金になる施設も多いですが、ここは中学生から大人と同じ600円になりますので、家族旅行の予算を計算する際は気をつけてください。
また、障害者割引もしっかり用意されています。身体障害者手帳などの提示で、大人は400円で利用可能です。本人だけでなく介護者の方にも割引が適用される場合がありますので、窓口で手帳やミライロIDを提示して確認することをおすすめします。
最終入場と見学の所要時間の目安

ここが今回一番お伝えしたい最重要ポイントかもしれません。営業時間が「17:00まで」と書いてあっても、17:00ギリギリに滑り込んでチケットを買うことはできません。
最終入場ルールに注意
現地では原則として、営業終了時刻の約20分前までにチケット購入と改札通過を済ませる運用が行われています。
- 春・秋なら 16:40頃まで
- 冬なら 16:10頃まで
エレベーターで降りて、滝を見て、また上がってくる時間を考慮すると、終了時刻には全員が地上に戻っている必要があるからです。見学の所要時間は、エレベーターの待ち時間を含めない純粋な観光時間で30分〜40分程度みておくと安心です。ゆっくり写真を撮ったり、混雑している場合はもっと時間がかかるので、終了の1時間前には到着しておきたいですね。
冬の営業時間と氷瀑の見頃など
営業時間が短縮される冬(12月〜2月)ですが、この時期だけの絶景があります。それが「氷瀑(ひょうばく)」です。
滝そのものが完全に凍ることは稀ですが、周囲の岩壁から流れ落ちる細い滝(十二滝)が凍りつき、巨大な青い氷の柱となって本流を彩ります。これを「ブルーアイス」と呼ぶこともあります。
ただし、氷瀑の状態や見頃の時期は、その年の気温や降雪状況によって大きく左右されます。必ず見られるものではない点は理解しておきましょう。
また、冬の奥日光は本当に寒いです。最高気温が氷点下になることも珍しくありません。駐車場や観瀑台が凍結していることもあるので、滑りにくいスノーブーツやしっかりした防寒着が必須です。朝9:00オープンですが、大雪の直後などは除雪作業で少し遅れる可能性も頭に入れておきましょう。
2025年のライトアップ開催情報

普段は夕方で終わってしまう華厳の滝ですが、期間限定で夜の姿を見られるチャンスがあります。「ライトアップ奥日光」というイベントです。
例年、11月中旬から下旬にかけて開催されることが多く、2025年についても同時期に実施される可能性があります。時間帯は日没後から19:00頃までとなるケースが一般的です。
知っておきたい豆知識
このライトアップは、有料エレベーターでの鑑賞ではなく、地上にある「県営無料観瀑台」から見る形になります。そのため、エレベーターの営業時間外でも楽しめますし、料金もかかりません。ただし、開催日程や時間は年ごとに変更されるため、必ず最新情報を確認してください。
華厳の滝の営業時間に合わせて行くコツ
営業時間を知っているだけでは、完璧な観光はできません。なぜなら、華厳の滝は人気スポットゆえに「たどり着くまでのハードル」が高いからです。ここでは、現地の駐車場事情や混雑回避のテクニックをご紹介します。
駐車場の営業時間と有料化の注意点

車で行く方にとって大きなニュースがあります。これまで一部無料だった奥日光エリアの県営駐車場が、2024年4月から有料化されました。
華厳の滝に一番近い「県営華厳滝第1駐車場」や、その奥の「第2駐車場」も対象です。料金は普通車1回につき数百円程度に設定されており、金額は今後変更される可能性があります。
WEBでの事前購入がお得でスムーズ
複数の駐車場を回る予定があるなら、新しく導入された「共通一日券」が断然おすすめです。これをWEBで事前購入しておけば、対象の駐車場を何度でも出入りできます。現地での支払いは手間取ることもあるので、スマホで準備しておくのがスマートですよ。
駐車場の営業時間は季節によって異なりますが、基本的には早朝から開いています。ただし、第1駐車場はエレベーター乗り場の目の前という好立地ゆえに、休日はあっという間に満車になります。
混雑や渋滞を回避するアクセス方法
特に紅葉シーズン(10月中旬〜下旬)やゴールデンウィークに行く場合、「営業時間内に行けばいいや」という考えは危険かもしれません。日光名物の「いろは坂の渋滞」があるからです。
私のおすすめする最強のプランは以下の通りです。
- 朝7:30までに華厳の滝駐車場に到着する(いろは坂を渋滞前にクリア)。
- 8:00の営業開始と同時にエレベーターに乗る。
- 9:00過ぎには観光を終えて、次のスポットへ移動するか、下り渋滞が始まる前に帰路につく。

「早すぎる!」と思うかもしれませんが、ピーク時は数時間の渋滞に巻き込まれることも珍しくありません。早起きは三文の徳、いえ、数時間の節約になります。
ペット連れで楽しむ際のルール
愛犬と一緒に旅行されている方も多いと思いますが、残念ながら華厳の滝エレベーターはペット同伴不可です。ケージやバッグに入れても利用できません。
ただし、地上の無料観瀑台であれば、リード着用のうえでペットと一緒に見学できます。
迫力はエレベーターには劣りますが、滝をバックにワンちゃんと記念撮影をするなら、無料観瀑台の方が向いているとも言えます。ペット連れの場合は無理をせず、地上エリアを中心に楽しむのがおすすめです。

周辺ランチの営業時間も確認しよう
滝を見て感動したらお腹が空きますよね。ただし、観光地のレストランは意外と閉店時間が早いので注意が必要です。
エレベーター乗り場周辺の売店や軽食コーナーは、滝の営業時間とほぼ連動して夕方まで営業しています。名物の「ゆばコロッケ」は食べ歩きにもぴったりです。
一方、中禅寺湖畔の人気店などは売り切れ次第終了となることも多く、午後遅い時間帯には閉店しているケースもあります。しっかり食事をしたい場合は、早めの時間帯に済ませておくのが安心です。
無料観瀑台とエレベーターの比較

「有料のエレベーターに乗る価値はあるの?」と迷う方もいるかもしれませんが、私の結論としては、初めて訪れるならエレベーター利用がおすすめです。
- 有料エレベーター:滝壺近くまで降りられ、水しぶきと轟音を体感できる圧倒的な迫力。
- 無料観瀑台:上から滝全体を見渡せ、中禅寺湖との位置関係も分かりやすい。
時間や同行者、旅のスタイルに合わせて使い分けると、より満足度の高い観光になります。
華厳の滝の営業時間を把握して満喫
華厳の滝を最大限に楽しむためには、「営業時間」だけでなく、「最終入場の目安」や「季節ごとの道路事情」まで含めて考えることが大切です。
特に終了時刻ギリギリでは入場できない点と、紅葉シーズンは早朝行動が必須という点は、ぜひ覚えておいてください。事前準備をしっかり整えて、日本を代表する大瀑布の迫力を存分に味わってきてください。

重要なお知らせ
本記事の内容は、執筆時点(2024〜2025年想定)の情報をもとにまとめています。天候や設備点検、イベント日程の変更、料金改定などにより、実際の運営内容が変わる可能性があります。お出かけ前には、必ず華厳の滝エレベーター公式サイトや日光市・栃木県の公式観光情報で最新情報をご確認ください。
