鎌倉の初夏を彩る美しい紫陽花。
歴史ある禅寺である建長寺では、例年多くの人が紫陽花の美しさに魅了されています。
2025年の紫陽花シーズンを楽しみにしている方のために、見頃の時期や混雑状況、御朱印情報など、建長寺の紫陽花観賞に役立つ情報をご紹介します。
いつ訪れるべきか、どんな見どころがあるのか、この記事を読めば建長寺の紫陽花巡りがさらに楽しくなりますよ。
建長寺の紫陽花2025見頃いつからいつまで?

鎌倉の紫陽花は例年6月上旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。
建長寺の紫陽花も同様の時期に美しく咲き誇ります。
2025年の見頃予想は以下の通りです。
開花時期
2025年の建長寺の紫陽花は、5月下旬頃から徐々に開花し始めると予想されます。
例年の傾向から、6月初旬には境内のあちこちで紫陽花の花が咲き始める様子が見られるでしょう。
見頃時期
最新の気象予報によると、1月と2月の気温は平年並みですが、3月以降は平年より高い気温が続く見込みです。

2025年の建長寺の紫陽花は例年より1週間ほど早く見頃を迎える見通しです。
そのため、6月上旬〜6月中旬が最盛期になると予想されます。
この時期には境内に植えられた様々な種類の紫陽花が鮮やかな色彩を放ち、訪れる人々の目を楽しませてくれるでしょう。
天候の変化により開花時期が前後する可能性がありますので、訪問直前に公式サイトや鎌倉の観光情報をチェックすることをおすすめします。
特に梅雨の時期は天候が変わりやすいので、晴れ間を狙って訪れるとより美しい紫陽花を観賞できます。
建長寺の紫陽花2025混雑状況/時間は?

建長寺は鎌倉を代表する人気観光スポットのため、紫陽花シーズンには多くの観光客で賑わいます。
2025年も同様に混雑が予想されますので、以下の点を参考にしてください。
混雑する時間帯と日
- 週末(土日): 最も混雑する日で、特に晴れた日は観光客が集中します
- 祝日: 週末と同様に混雑します
- 10時〜15時: 最も混雑する時間帯です
穴場の時間帯
建長寺を比較的空いている時間に訪れたい方は、以下の時間帯がおすすめです。
開門直後(8:30〜9:30)
夕方(16:00〜閉門前)
平日
雨の日
開門直後(8:30〜9:30)の 朝一番に訪れると、観光客が少なく静かな環境で紫陽花を楽しめます。
朝の光を浴びた紫陽花は特に美しく、写真撮影にも最適です。
夕方(16:00〜閉門前)の日が傾き始める頃は、帰路につく観光客も多く、比較的ゆったりと観賞できます。
夕暮れ時の柔らかな光に照らされた紫陽花も風情があります。
平日は週末に比べると全体的に空いています。

特に火曜日から木曜日は比較的混雑が少ない傾向にあります。
雨の日も意外と穴場です。
雨に濡れた紫陽花は色が一層鮮やかに見え、独特の風情があります。
雨の日専用の装備(傘や雨具)で訪れれば、混雑を避けて静かに紫陽花を楽しむことができるでしょう。
建長寺の紫陽花2025御朱印や種類は?
建長寺では、季節ごとに特別な御朱印が頂けることでも知られています。
紫陽花シーズンには限定の御朱印が例年登場しているので、今年も紫陽花の御朱印が登場するでしょう。
通常の御朱印
【建長寺本山 朱印所】 各500円
- 本尊地蔵尊
- 釈迦牟尼佛
- びんずる尊者
- 千手観音(鎌倉三十三観音霊場 第二十八番)
- 心平地蔵尊(鎌倉二十四地蔵 第九番)
- 済田地蔵尊(鎌倉二十四地蔵 第十番)
【半僧坊 朱印所】 各500円
- 半僧坊大権現
- 勝上ケン地蔵尊(鎌倉二十四地蔵 第十一番)
【妙高院(建長寺塔頭)】 各500円
- 聖観世音菩薩(鎌倉三十三観音第二十七番)
【龍峰院(建長寺塔頭)】 各500円
- 聖観世音菩薩(鎌倉三十三観音第二十九番)
【回春院(建長寺塔頭)】 各500円
- 文殊菩薩
- 韋駄天
- 復興地蔵尊
- わらべ地蔵尊
- まんまる地蔵尊
- 白蓮観音菩薩
紫陽花シーズン限定御朱印
2025年の紫陽花シーズンには、各寺院で季節限定の特別御朱印が用意されます。
- 妙高院 季節限定「紫陽花」切り絵 : 700円
- 半僧坊季節特別御朱印「紫陽花と烏天狗」: 1,000円
例年は紫陽花の絵や彩色が施された特別デザインの御朱印が人気を集めています。
紫陽花シーズンは御朱印を求める参拝者も多いため、混雑時は少し待つ必要があるかもしれません。
早めの時間に訪れることをおすすめします。
建長寺のおすすめな点や見どころ・所要時間は?
建長寺は単に紫陽花だけでなく、日本最古の禅寺としての歴史的な魅力も満載です。
訪問の際には、まず仏殿の御本尊・地蔵菩薩をお参りし、仏様のおられる場所では「合掌一礼」をするのが参拝の作法です。

境内を巡る際は以下のポイントにも注目してみてください♪
主な見どころ
- 総門(巨福門)
- 建長寺の入り口で、山号「巨福山」が掲げられています。京都から移築された歴史ある門です。
- 三門(さんもん)
- 東日本最大級の規模を誇る二重門で、国の重要文化財に指定されています。楼上には釈迦如来や十六羅漢像が安置され、禅の精神を象徴する場所です。
- 仏殿
- 本尊である地蔵菩薩坐像を安置する建物。徳川秀忠の正室の霊屋を移築したもので、内部には華麗な彫刻が施されています。
- 法堂(はっとう)と雲龍図
- 関東最大級の法堂で、天井には小泉淳作による迫力ある雲龍図が描かれています。龍は「法の雨」を象徴しており、訪れる人々に仏教の教えを届ける願いが込められています。
- 梵鐘(ぼんしょう)
- 鎌倉三名鐘の一つで、国宝に指定されています。北条時頼の発願で鋳造された創建当時から残る貴重な寺宝です。
- 半僧坊
- 境内最奥にある鎮守所で、招福や火除けのご利益があるとされる人気スポット。約250段の階段を登る途中には天狗像が並び、頂上からは富士山や相模湾など絶景が楽しめます。
- 日本庭園と方丈
- 方丈(住職の居住跡)周辺には広い日本庭園があり、静かな環境で心を落ち着けられる場所です。また、竹林や虫塚など隠れたスポットもあります。
- 唐門
- 東京・芝の増上寺から移築された門で、きらびやかな装飾が特徴です。国の重要文化財に指定されています。
- 紫陽花の小径
- 境内の奥にある小道には美しい紫陽花が植えられており、初夏の風物詩となっています。特に雨上がりは色鮮やかな紫陽花を楽しむことができます。
所要時間
建長寺を訪れる際の所要時間は、どこまで見て回るかによって変わります。
- 主要な見どころを巡る場合(三門、仏殿、法堂など)
- 約60~90分。
- 境内の主要スポットを一通り見学する時間です。
- 半僧坊まで足を延ばす場合
- 約2~3時間。
- 半僧坊への参道は階段が多く、体力を使いますが、眺望が素晴らしいためじっくり楽しむ方も多いです。
紫陽花の見頃時期には写真撮影なども含めると、さらに時間がかかることも考慮しておくと良いでしょう。
特に雨上がりや朝の静けさの中で紫陽花を楽しみたい方は、余裕を持った計画を立てることをおすすめします。
紫陽花と共に楽しむポイント
- 朝の静けさの中で禅寺の雰囲気と紫陽花を同時に味わうのがおすすめです
- 境内の各所から見える紫陽花の風景は、それぞれ異なる表情を見せてくれます
- 雨上がりの紫陽花は特に美しいので、梅雨時期の晴れ間を狙って訪れると良いでしょう

境内の環境を大切にするために、「カメラの三脚・一脚は使用しない」「歩行者用通路以外は立ち入らない」など、ルールはきちんと守りましょう。
建長寺のアクセスや駐車場・拝観料などの基本情報
建長寺を訪れる際は、アクセス方法や駐車場、拝観料など、事前に確認しておくと便利です。
特に紫陽花シーズンは混雑しますので、余裕を持った計画を立てましょう。
アクセス方法
電車
- JR横須賀線「北鎌倉」駅より
- バス5分(江ノ電バス「鎌倉駅」行き「建長寺」下車)
- または徒歩約15分
- JR横須賀線「鎌倉」駅より
- バス10分(江ノ電バス 各種「大船方面」行き「建長寺」下車)
- または徒歩約30分
車
- 横浜横須賀道路「朝比奈I.C」から
県道204号→県道21号線道なり約20分
駐車場
- 場所: 境内総門前に建長寺専用駐車場があります
- 収容台数: 乗用車 20台
- 営業時間: 8時30分~16時30分
- 料金: 乗用車 600円(最初の1時間分前払い、以降30分単位でお帰り時に清算)
- 注意点: 紫陽花シーズンは大変混雑するため、公共交通機関の利用をおすすめします
拝観情報
- 拝観時間: 8:30〜16:30
- 拝観料: 大人 500円、小・中学生 200円
- 支払方法: 現金のみ
※障害者手帳・療育手帳をお持ちの方は、ご提示いただくとご本人と付添1名が無料
周辺情報
建長寺の近くには、紫陽花の名所や歴史ある寺院など、魅力的なスポットが点在しています。
時間に余裕があれば、以下の場所も合わせて訪れてみるのがおすすめです。
- 明月院(あじさい寺)
- 建長寺から徒歩約10分。紫陽花で有名な寺院で、6月には「明月ブルー」と呼ばれる青い紫陽花が境内を彩ります。
- 円覚寺
- 北鎌倉駅近くにある臨済宗の大本山。美しい庭園と歴史的建築が見どころです。
- 浄智寺
- 徒歩圏内にある静かな禅寺。石段や竹林が特徴で、落ち着いた雰囲気を楽しめます。
- 北鎌倉 葉祥明美術館
- 建長寺から徒歩約9分。絵本作家・葉祥明の作品を展示した美術館で、アート好きにおすすめです。
- 天園ハイキングコース
- 半僧坊から続くコースで、勝上けん展望台や富士山の眺望が楽しめます。自然散策に最適です。
これらのスポットを組み合わせれば、鎌倉の歴史と自然、そして季節の花々を一日かけて満喫できる充実したコースになります。
特に紫陽花シーズンには、建長寺と明月院を中心に「鎌倉紫陽花巡り」として楽しむ観光客も多いです。
まとめ
2025年の建長寺の紫陽花は3月以降の気温上昇の影響で例年より1週間ほど早く、6月上旬から中旬にかけてが見頃と予想されます。
美しい紫陽花を静かに楽しみたい方は、開門直後や平日の訪問がおすすめです。
境内では紫陽花の美しさだけでなく、歴史ある禅寺の雰囲気も同時に味わえます。
季節限定の御朱印も魅力的なので、ぜひチェックしてみてください。
梅雨の時期だからこそ楽しめる、しっとりとした風情のある建長寺の紫陽花。
2025年の初夏、鎌倉の風情ある寺院で、美しい紫陽花に囲まれる贅沢なひとときを過ごしてみませんか。
鎌倉の他の名所と合わせて訪れれば、さらに充実した紫陽花巡りが楽しめるはずです。
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